Cervical Disc Herniation / Radiculopathy

紀の川市の頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症による
首〜腕・手のしびれにお悩みの方へ

「整形外科で首のヘルニア(頚椎症性神経根症)と診断され、まだ手術はすすめられていない」
「首から肩甲骨・腕・手にかけてのしびれや放散痛が続いている」というあなたへ。
整形外科診断後の保存的なケアの選択肢として、国家資格者が鍼灸・手技・物理療法で対応します。

はり師・きゅう師・柔道整復師 完全予約制 無料駐車場3台 LINE24時間受付
紀の川市Kei鍼灸整骨院で頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症に対する保存的な鍼灸・手技アプローチ
Cervical Radiculopathy

首のヘルニア・頚椎症性神経根症、
診断後のケアの選択肢を一緒に

頚椎椎間板ヘルニアは、首の椎間板の髄核が後方・側方に突出し神経根を刺激する病態、頚椎症性神経根症は加齢性の骨棘や椎間孔の狭まりで神経根が刺激される病態と考えられています。いずれも片側の腕・手に症状が出ることが多く、当院は整形外科診断後の保存的なケアの選択肢として、首・肩甲骨周囲の深層筋や神経の走行へ鍼灸・手技で対応します。

こんな症状はありませんか?

  • 首から肩甲骨・腕・手・指先にかけてしびれる(上肢放散痛)
  • 首を後ろに反らす・症状側へ倒すと腕の痛みが強くなる
  • 朝起きると腕や手がしびれている・夜間に痛みで目が覚める
  • 握力が落ちた・物を取り落とす・腕に力が入りにくい
  • デスクワークやスマホを長く見ると首〜腕がつらくなる
  • 整形外科でMRIを撮り頚椎ヘルニア・頚椎症と診断された
頚椎椎間板ヘルニア 頚椎症性神経根症 C5-C6/C6-C7 上肢放散痛 手のしびれ スパーリングテスト

あなたの首〜腕の症状、こんな状態ではありませんか?

  • 首から肩甲骨・腕・手・指先にかけて電気が走るような痛み
  • 首を後ろに反らす・症状側へ倒すと腕に痛みが走る
  • 腕を頭の上に上げると、しびれや痛みが楽になる
  • 朝起きると腕や手がしびれている・夜間に痛みで目が覚める
  • 握力が落ちた・ペットボトルのフタが開けにくい・物を取り落とす
  • 親指側・小指側など、しびれの出る指に偏りがある
  • 整形外科でMRIを撮り頚椎ヘルニア・頚椎症と診断された
  • 主治医から「しばらく経過観察」と言われたが不安が残っている

一つでも当てはまる項目があれば、保存的なケアの選択肢を一度ご検討ください。整形外科の診断後の方も、主治医と並行してご相談いただけます。

首のヘルニア・頚椎症性神経根症とは — まずは病態を理解する

頚椎(首の骨)は7つの骨(C1〜C7)が積み重なってできており、骨と骨の間には椎間板(中央のゼリー状の髄核と、それを包む線維輪からなるクッション組織)があります。頚椎椎間板ヘルニアは、この髄核が線維輪を越えて後方・側方に突出・脱出し、すぐ近くを通る神経根を機械的に刺激することで、首〜肩甲骨〜腕〜手にかけての放散痛・しびれが生じる病態とされています。一方頚椎症性神経根症は、加齢にともなう椎間板の変性・骨棘(骨のとげ)の形成・椎間孔(神経の通り道)の狭まりによって神経根が刺激される病態で、中高年に多くみられます。どちらも好発部位はC5-C6椎間・C6-C7椎間で、症状は片側の上肢に出ることが多いのが特徴です。同じ「首が原因の腕のしびれ」でも、原因や障害される神経根レベルによって対応の方向性が変わるため、まず自分の状態を把握することが、納得できるケア選択の第一歩になります。

「しびれ」には2つの意味があります

「しびれ」という言葉は医学的には2つの意味で使われます。ひとつは感覚異常(ビリビリ・ジンジン・触っても感覚が鈍い)、もうひとつは運動麻痺(力が入らない・握力が落ちる・指が動かしにくい)です。両者が混在していることもあり、特に運動麻痺を伴うしびれは神経根の強い圧迫を示すサインの可能性があるため、注意深い評価が必要です。当院では問診と徒手検査(スパーリングテスト・ジャクソンテスト・デルマトームに沿った感覚確認・徒手筋力検査・腱反射など)で、どの神経根レベルが障害されている可能性があるかを丁寧に見極めたうえで、施術の可否を判断いたします。なお、両手のしびれや手指の細かい動作のしにくさがある場合は、神経根症ではなく頚椎症性脊髄症が疑われるため、医療機関での評価を最優先します(下記レッドフラッグ参照)。

頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の解剖図 — 頚椎の椎間板から突出した髄核や骨棘が神経根を圧迫する様子を横から見た図と上から見た図で示す模式図
頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の構造。頚椎(C1-C7)にある椎間板の髄核が後方・側方へ突出したり、加齢性の骨棘・椎間孔の狭まりが神経根を機械的に刺激することで、首〜腕・手への放散痛・しびれが生じると考えられています。C5-C6・C6-C7で多く発症します(画像は一般的な解剖学的模式図です)。

頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症性神経根症 — 2つの病態の違い

Type A
頚椎椎間板ヘルニア

椎間板の髄核が線維輪を越えて後方・側方に突出・脱出し、神経根を圧迫する病態です。比較的若い世代(30〜50代)にも起こり、急性に強い腕の痛みが出ることがあります。突出した髄核は時間経過とともにCT・MRI上で縮小することが報告されており、脊髄症状を伴わない場合は保存的なケアで経過を見る選択肢があります。

髄核が突出し神経根を圧迫。若い世代にも起こり急性に強い腕の痛みが出やすい。髄核は時間とともに縮小する報告も。

特徴: 髄核の突出 / 30〜50代にも / 急性発症が多い

Type B
頚椎症性神経根症

加齢にともなう椎間板の変性・骨棘(骨のとげ)の形成・椎間孔の狭まりによって神経根が刺激される病態です。中高年に多く、長い時間をかけて徐々に症状が出ることが多いのが特徴です。自然経過は比較的良好で、多くの方が数か月〜数年のうちに症状が軽快すると報告されています(下記参照)。

加齢性の骨棘・椎間孔の狭まりが神経根を刺激。中高年に多く徐々に発症。自然経過は比較的良好との報告。

特徴: 骨棘・椎間孔狭小 / 中高年に多い / 緩徐に発症

どちらの病態も「片側の腕・手のしびれ・放散痛」という似た症状を出すため、見た目の症状だけでは区別が難しいことがあります。確定にはMRI画像と徒手検査を組み合わせた整形外科の判断が必要です。なお、両手のしびれ・歩行のふらつきがある場合は、より注意を要する頚椎症性脊髄症が疑われます(後述)。

好発レベルと神経根支配 — C6・C7・C8のデルマトーム

頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の大多数はC5-C6椎間C6-C7椎間で発症するとされ、それぞれ刺激される神経根によって症状の出る部位(デルマトーム)が異なります。下記は一般的な対応関係です(個人差あり)。

  • C5-C6ヘルニア(C6神経根障害) — 首〜肩〜上腕外側〜前腕の親指側・親指/人差し指へ放散痛・しびれ。肘を曲げる力(上腕二頭筋)の低下・上腕二頭筋反射の低下がみられることがあります。
  • C6-C7ヘルニア(C7神経根障害) — 首〜肩甲骨〜上腕後面〜前腕中央〜中指へ放散痛・しびれ。肘を伸ばす力(上腕三頭筋)の低下・上腕三頭筋反射の低下がみられることがあります。
  • C7-T1ヘルニア(C8神経根障害) — 比較的少数ですが、前腕の小指側〜薬指/小指へ放散痛・しびれ。手の細かい筋(手内筋)の力が弱くなり、指を開く・つまむ動作がしにくくなることがあります。

スパーリングテスト・ジャクソンテストとは

スパーリングテスト(Spurling test)・ジャクソンテストは、頚椎症性神経根症・頚椎椎間板ヘルニアによる神経根症状のスクリーニングに広く用いられる徒手検査です。首を後ろに反らして症状のある側へ倒し、上から軽く圧を加えたときに、腕に放散痛・しびれが誘発される場合は陽性と判断されます。これは椎間孔が狭まり神経根への圧迫が強まることで症状が再現される所見と考えられています。当院では初回カウンセリングで実施し、疑われる神経根レベルを推定する手がかりにします。ただしこれらの検査単独で診断はできないため、確定診断はMRI画像と総合した整形外科の判断によります。

首のヘルニア・神経根症の自然経過 — 研究が示す事実

首のヘルニアや頚椎症性神経根症と診断されると「手術するしかないのか」と不安になる方が多くいらっしゃいますが、研究では多くの神経根症が時間とともに軽快するという比較的良好な自然経過が報告されています。患者さまが選択肢を冷静に判断するための一次情報として、複数の引用をご紹介します。

Radhakrishnan 1994(Brain)— 頚椎症性神経根症の自然経過

米国・ロチェスター地域の住民を対象とした疫学調査(561例)では、頚椎症性神経根症と診断された患者のうち約75%が経過観察・保存的な対応で5年以内に症状が軽快または消失したと報告されています。Sampath 1999などの追跡研究でも、多くの患者が保存的な対応で改善する一方、一部に手術を要するケースがあることが示されています。あくまで集団としての傾向であり、個々の患者の経過を保証するものではありません。

Huo 2022(Global Spine Journal)— 保存療法の系統的レビュー

頚椎症性神経根症の管理に関する系統的レビューでは、進行する筋力低下・頚椎症性脊髄症を除く症例では、まず保存療法(運動療法・牽引・物理療法・疼痛管理教育など)を3か月程度試みることが選択肢として位置づけられています。多くの神経根症の自然経過が良好であることから、急いで痛みを取る必要がないケースでは、必ずしも手術が必要ではないと整理されています。当院の鍼灸・手技・物理療法もこの「保存的なケアの選択肢」のひとつとしてご利用いただけます(主治医の指示を最優先)。

頚椎椎間板ヘルニアの髄核も縮小しうる

頚椎椎間板ヘルニアについても、突出した髄核が時間経過とともにCT・MRI上で縮小・退縮することが複数の症例研究で報告されています。これは腰椎ヘルニアと同様に、脱出した髄核が体内のマクロファージによって吸収される免疫学的な機序が背景にあると考えられています。ただし脊髄症状(両手のしびれ・歩行障害など)を伴う場合は自然軽快を期待しにくく、医療機関での早期評価が必要です。

セルフチェック(あくまで観察ポイントです)

あなたの症状が首が原因の神経根症に近いか、観察ポイント

  • 放散痛・しびれの部位: 親指・人差し指側 → C6 / 中指・前腕後面 → C7 / 小指・薬指側 → C8が候補
  • 悪化する動作: 首を後ろに反らす・症状側へ倒す・くしゃみ・長時間のうつむき姿勢で増悪
  • 楽になる動作: 症状側の腕を頭の上に乗せると痛みが和らぐ(肩外転による緩和徴候)
  • 朝起きたときに腕・手がしびれている / 夜間に痛みで目が覚める
  • 握力が落ちた・物を取り落とす・腕の特定の力が入りにくい

※ 上記は一般的な傾向であり、診断ではありません。頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の確定診断には医療機関でのMRI検査・神経学的検査が必要です。両手のしびれ・手指の巧緻運動障害・歩行のふらつきがある場合は、頚椎症性脊髄症が疑われるため、自己判断ではなく整形外科・脳神経外科でのご評価を優先してください。

姿勢・生活習慣との関連

頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の発症や悪化には、姿勢・動作習慣が大きく関与すると考えられています。長時間のうつむき姿勢(スマホ・パソコン・読書)・頭を前に突き出した姿勢・デスクワークでの不良姿勢・首に負担のかかる枕が代表的なリスク因子として挙げられています。頭部を前に突き出す姿勢では、首にかかる負担が大きく増えるとされ(Hansraj 2014)、椎間板や椎間孔へのストレスが高まると考えられています。デスクワーク中心の方は、画面の高さ・椅子の調整・こまめな姿勢の切り替えが大切です。

スマホ首・ストレートネックとの関係

「スマホ首」「ストレートネック」と呼ばれる、頚椎の自然な前弯が失われた状態は、それ自体が直ちにヘルニアを起こすわけではありませんが、椎間板や椎間孔への負担を増やし、神経根症状の背景となる要素のひとつと考えられています。これらは主に筋肉性の首こり・姿勢の問題が中心で、当院の肩こり・スマホ首のページで詳しく扱っています。一方このページで扱う頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症は、神経根の圧迫による腕・手の放散痛やしびれという、より構造的な病態を指します。両者は重なることもあり、徒手検査と画像で見極めることが大切です。

参考情報(出典) ・日本整形外科学会・日本脊椎脊髄病学会 編「頚椎症性脊髄症診療ガイドライン」
・厚生労働省 統合医療情報発信サイト「eJIM」https://www.ejim.mhlw.go.jp/
・Radhakrishnan K, et al. "Epidemiology of cervical radiculopathy. A population-based study from Rochester, Minnesota, 1976 through 1990." Brain. 1994;117(Pt 2):325-335.
・Huo L, et al. "Management of Cervical Spondylotic Radiculopathy: A Systematic Review." Global Spine J. 2022;12(8):1912-1924. (PMC掲載)
・Sampath P, et al. "Outcome of patients treated for cervical radiculopathy. A prospective, multicenter study." Spine. 1999;24(6):591-597.
・Hansraj KK. "Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head." Surg Technol Int. 2014;25:277-279.

「首のヘルニア・神経根症、どこに行けばいい?」 — 4種類の施設比較

首のヘルニア・頚椎症性神経根症で迷うのが、整形外科・整骨院・整体・カイロプラクティックの4種類の選択肢です。それぞれ資格と保険適用の有無が異なります。首が原因の腕・手の症状は神経根の圧迫を伴う病態のため、まず整形外科・脳神経外科でのMRI検査と診断を受け、脊髄症の有無や手術適応を確認したうえで、保存的なケアの選択肢を選んでいくのが一般的です。特に首は脊髄に近いため、強い刺激の施術・首を急に動かす矯正は慎重に判断する必要があります

整形外科・整骨院・整体・カイロプラクティック 4種類比較表 - 整形外科は医師(国家資格)・健康保険/自賠責適用・診断/画像検査(レントゲンMRI)/投薬/診断書発行を担当。整骨院は柔道整復師(国家資格)・健康保険(急性外傷)/自賠責適用・手技/物理療法/可動域改善/通院ケアを担当。整体は国家資格なし(民間資格)・保険適用なし・自費の手技。カイロプラクティックは日本では民間資格・保険適用なし・脊椎/関節調整(自費)。整体・カイロは民間資格で医療行為ではない。資格と保険の有無で目的別に使い分け。
整形外科・整骨院・整体・カイロプラクティックの違い。資格と保険の有無で目的別に使い分けます(整体・カイロは民間資格で医療行為ではありません)。

当院は柔道整復師・はり師・きゅう師の国家資格者が施術いたします。頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症は原則自費でのご対応となります(明確な外傷性発症機転がある急性期のみ柔整保険の可否を個別判断)。頚椎症性脊髄症・進行する麻痺など緊急性のある症状は整形外科・脳神経外科の受診を最優先してください(下記レッドフラッグ参照)。

診断後、どう動けばいいか分からない方へ

「整形外科で首のヘルニア・頚椎症と言われたけれど、手術は避けたい」「主治医からは経過観察と言われたが、何かできることはないか」というご相談を多くいただきます。
当院では問診と徒手検査(スパーリングテスト・デルマトーム評価)で現状を把握し、保存的なケアの選択肢を一緒にご検討します。

こんな症状は、まず医療機関へ — 頚椎症性脊髄症のサイン

当院は鍼灸・柔道整復施術を行う施設であり、画像検査・投薬・診断はできません。首が原因の症状の中でも、頚椎症性脊髄症(Cervical Spondylotic Myelopathy)は、神経根ではなく脊髄そのものが圧迫される、より注意を要する病態です。脊髄症は自然軽快を期待しにくく、進行すると回復が難しくなることがあるため、早期の医療機関での評価が重要です。下記に該当する症状がある場合は、当院ではなく、まず整形外科・脳神経外科を最優先で受診してください。

次のような症状があれば、まず医療機関へ

  • 両手のしびれ(片側だけでなく両側に出ている)
  • ボタンがけ・箸の使用・字を書く動作がしにくい(巧緻運動障害)
  • 足がもつれる・階段の上り下りでふらつく(歩行障害)
  • 進行する手・腕の脱力(力がどんどん入らなくなる)
  • 排尿障害・排便障害(尿が出にくい・失禁など)
  • 急速に悪化するしびれ・痛み(数時間〜数日単位)
  • 転倒・むちうちなど外傷後の強い首〜腕の痛み・しびれ
  • 38度以上の発熱を伴う首〜背部痛(感染症の疑い)
  • 原因不明の体重減少・がん既往歴のある方の新規発症
  • めまい・ろれつが回らない・顔のしびれを伴う(脳血管疾患の鑑別)

特に両手のしびれ+手指の巧緻運動障害(ボタン・箸が使いにくい)+歩行のふらつきが揃う場合は、頚椎症性脊髄症の可能性があり、進行すると機能の回復が難しくなることがあるため、早期の医療機関での評価が大切です。少しでも疑わしい症状があれば、自己判断せず整形外科・脳神経外科を受診してください。当院は整形外科の診断後、脊髄症状がない神経根症の方の保存的なケアの選択肢としてご利用いただいています。

当院の役割と限界 — 透明性の確保

首のヘルニア・頚椎症性神経根症の対応において、当院ができること・できないことを明示しておきます。安心して通院判断していただくために、限界も含めてお伝えします。

当院ができること

  • 問診・徒手検査(スパーリング/ジャクソン/デルマトーム評価)で疑われる神経根レベルの推定
  • 鍼灸・柔道整復(手技)・物理療法(ハイボルテージ・超音波)による施術
  • 姿勢・動作・枕・デスク環境などのセルフケアの一般的な指導
  • 受診目安(頚椎症性脊髄症を含むレッドフラッグ)該当時の医療機関への受診案内
  • 明確な外傷性発症機転がある急性期の柔道整復施術(健康保険適用の可否を個別判断)

当院ができないこと

  • 「頚椎椎間板ヘルニアです」等の医学的診断・病名の確定
  • MRI・レントゲン・神経伝導検査等の画像検査と画像所見の解釈
  • 医療機関での投薬・神経ブロック注射・手術
  • 医療機関で処方されているお薬の調整に関する指示
  • 首を急に強く動かす矯正・脊髄症が疑われる方への施術

医療機関での治療を受けている方へ

整形外科・ペインクリニックで神経ブロック注射(神経根ブロック等)・牽引・投薬などの治療を受けられている方も多くいらっしゃいます。これらと当院の鍼灸・物理療法は作用が異なるため併用可能です。併用で症状の管理が安定する方もいらっしゃいます。医療機関で処方されているお薬の調整については、必ず処方医にご相談ください。当院は処方医の指示を最優先に施術方針を決定します。

当院の頚椎ヘルニア・頚椎症性神経根症へのアプローチ

当院では、首が原因の腕・手の症状の背景にあると考えられる「神経根への機械的ストレス」「首・肩甲骨周囲の深層筋(僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋・後頭下筋群など)の緊張」「姿勢・動作のクセ」「神経周囲の血流」に着目し、鍼灸・手技・物理療法・姿勢指導を組み合わせてアプローチします。「ヘルニアそのものを治す」のではなく、整形外科診断後の保存的なケアの選択肢として、症状緩和と日常生活の改善を目指す方針です。首は脊髄に近いデリケートな部位のため、強い刺激や急な矯正は行わず、慎重に施術内容を選択します。

4ステップでのアプローチ内容

同じ「首が原因の腕のしびれ」でも、原因(ヘルニアか頚椎症か)・神経根レベル(C6/C7/C8)・症状経過によって適切なアプローチは異なります。当院ではいきなり施術に入るのではなく、問診・徒手検査(スパーリングテスト・ジャクソンテスト・デルマトームに沿った感覚確認・徒手筋力検査・腱反射)で現状を丁寧に把握することを大切にしています。レッドフラッグ(脊髄症を含む)に該当する可能性がある場合は、速やかに医療機関への再受診をおすすめします。

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首・肩甲骨周囲の深層筋・神経走行への鍼施術
鍼灸の施術イメージ

鍼灸 — 首・肩甲骨周囲の深層筋への深部アプローチ

首が原因の上肢放散痛の背景には、神経根周囲や首・肩甲骨周囲の深層筋(肩甲挙筋・斜角筋・後頭下筋群・菱形筋など)が硬くなり、神経への機械的ストレスや血流の停滞を増やす要素が関わると考えられています。これらの筋は深い層にあり、マッサージや整体の手技だけでは直接届きにくい層です。鍼は皮下数cmまで直接届くため、手技単独ではアプローチしにくい層への介入が可能です。頚椎症性神経根症に対する鍼治療については、系統的レビュー・メタ解析で疼痛軽減が報告されており(Liang 2023, Yu 2019ほか、PMC掲載)、鍼が局所の血流改善や神経根周囲のむくみ・炎症の軽減を助ける可能性が機序として考えられています。
→ 紀の川市の鍼灸ページで詳しく

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柔道整復・徒手による首・肩甲骨周囲の機能調整
柔道整復・徒手アプローチのイメージ

柔道整復・徒手 — 国家資格者が行う徒手アプローチ

首・肩甲骨周囲の関節の動き・筋膜・深層筋の張りを、柔道整復師の手技で丁寧に評価・調整し、神経根への機械的ストレスを減らすことを目的とします。首は脊髄に近いデリケートな部位のため、首を急に強く動かす・ボキボキ鳴らすような矯正は行わず、首周囲・肩甲骨・胸椎の動きを穏やかに整え、頭頸部の負担を分散させる方向でアプローチします。徒手的な頚椎へのアプローチについては、ネットワークメタ解析で頚部痛・神経根症の症状軽減への有用性が報告されています(Manual therapy for cervical radiculopathy 2025, PMC掲載)。当院では明確な外傷性発症機転がある急性期の場合、柔整保険適用の可否を初回カウンセリングで個別判断いたします。

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ハイボルテージ・超音波の物理療法機器
ハイボルテージ・超音波の機器

物理療法 — ハイボルテージ・超音波

ハイボルテージ療法は高電圧パルスで深部まで電気刺激を到達させる物理療法で、急性期の強い放散痛・しびれ感の管理補助として用いられます。超音波治療は深部組織への温熱・微振動作用により、神経周囲の血流改善と組織修復のサポートを目的とし、首・肩甲骨周囲の深層筋・神経走行周囲の柔軟性アップに活用します。鍼や徒手と組み合わせることが多い施術です(Watson 2008)。

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姿勢・運動指導 — うつむき姿勢・デスク環境の修正

施術で楽になっても、原因となる動作習慣が変わらなければ症状は戻りやすくなります。首のヘルニア・頚椎症性神経根症では特に長時間のうつむき姿勢(スマホ・パソコン)・頭を前に突き出した姿勢で椎間板・椎間孔への負担が増すと考えられているため、画面の高さ・椅子の調整・モニターの位置・こまめな姿勢の切り替えなどを見直すことが大切です。枕の高さ・寝姿勢・首を反らす動作の注意点・デスクワークの合間にできる軽い運動など、無理なく続けられる工夫をお一人おひとりに合わせてご案内します。神経根への機械的ストレスを減らす視点から、はり師・きゅう師・柔道整復師の3資格を持つ国家資格者が、根拠を共有しながらお伝えするのが当院の強みです。

医療機関の治療と併用できます

ペインクリニックでの神経ブロック注射・牽引・投薬などの医療機関での治療と、当院の施術は作用が異なるため併用可能です。現在の治療内容を初回カウンセリングでお伺いし、主治医の指示を最優先に施術方針を決定いたします。「首のヘルニア由来の症状の身体面にもアプローチしたい」という方に向く方針です。

参考情報(出典) ・Liang L, et al. "Efficacy and Safety of Acupuncture in the Treatment of Radicular Cervical Spondylosis: A Systematic Review and Meta-Analysis." 2023. (PMC掲載・頚椎症性神経根症への鍼治療の系統的レビュー)
・Yu F, et al. "Assessment of the efficacy of acupuncture and chiropractic on treating cervical spondylosis radiculopathy: A systematic review and meta-analysis." 2019. (PMC掲載)
・"Manual Therapy for Cervical Radiculopathy: Effects on Neck Disability and Pain — A Systematic Review and Network Meta-Analysis." 2025. (PMC掲載)
・Huo L, et al. "Management of Cervical Spondylotic Radiculopathy: A Systematic Review." Global Spine J. 2022;12(8):1912-1924.
・Watson T. "Ultrasound in contemporary physiotherapy practice." Ultrasonics. 2008;48(4):321-329. (超音波療法の機序レビュー)
・厚生労働省 統合医療情報発信サイト「eJIM」https://www.ejim.mhlw.go.jp/

当院の頚椎ヘルニア・神経根症施術が向く方 / 向かない方

すべての方に向くわけではありません。首が原因の腕・手の症状は整形外科・脳神経外科の診断と、脊髄症の有無・手術適応の確認が先で、その後に保存的なケアの選択肢として施術所を選ぶのが一般的です。当院の鍼灸・柔道整復施術で対応できるケースと、医療機関の受診を優先いただくケースを明確にお伝えします。

こんな方に向いています

  • 整形外科でMRI検査を受け頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症と診断され、手術適応ではないと言われた方
  • 主治医から「まず3か月ほど保存療法を試そう」と提案された方(Huo 2022に沿う方針)
  • 主治医と並行して保存的なケアの選択肢を増やしたい方
  • 片側の腕・手の放散痛・しびれは続いているが、両手のしびれ・歩行障害・巧緻運動障害はない方
  • ペインクリニックで神経ブロック注射・牽引・投薬を受けながら、身体面のケアも併用したい方
  • 整形外科で「経過観察」と言われたまま不安が残っている方
  • デスクワーク・スマホ姿勢で症状が出やすく、姿勢面からも見直したい方

下記の方は他の選択肢を優先してください

  • 両手のしびれ・手指の巧緻運動障害(ボタン・箸が使いにくい)がある方 → 頚椎症性脊髄症の疑い・まず整形外科/脳神経外科へ
  • 足のもつれ・歩行のふらつきがある方 → 脊髄症の疑い・早期の医療機関受診を
  • 進行する腕・手の麻痺・脱力が出ている方 → まず整形外科で精査を
  • 排尿・排便障害がある方 → 医療機関での評価が必要
  • 転倒・むちうちなど外傷直後で骨折・脱臼が疑われる方 → 整形外科で画像評価が必要
  • 原因不明の発熱・体重減少を伴う首〜背部痛の方 → 内科疾患・感染症・腫瘍の疑い
  • 整形外科の診断を受けていない・MRIをまだ撮っていない方 → まず整形外科でご評価を

簡易セルフチェック(自己判断ではなく来院判断の目安です)

以下の項目に該当するものがあるか確認してみてください

  • 整形外科でMRIを撮り頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症と言われた
  • 腕・手の放散痛・しびれが片側に偏っている
  • 首を後ろに反らす・症状側へ倒すと腕の痛みが強くなる
  • 長時間のうつむき・デスクワークで首〜腕のつらさが悪化する
  • 主治医から手術はまだ必要ないと言われた
  • 主治医と並行して保存的なケアの選択肢を増やしたい
  • 両手のしびれ・歩行のふらつき・巧緻運動障害はない(ある場合は医療機関へ)

該当項目が多い方は、一度ご相談ください。当院では問診・徒手検査(スパーリングテスト・デルマトーム評価)で状態を確認し、必要と判断した場合は医療機関への再受診をおすすめしています。「来院していいか分からない」段階のご相談も歓迎します

初回ご来院の流れ

「初めての鍼灸・整骨院は何をされるか分からなくて怖い」— 特に頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症と診断され、腕・手の症状を抱えていらっしゃる方は不安が大きいと思います。初回ご来院から施術後までの流れを順番にお伝えします。予約制で待ち時間が少なく、お一人おひとりに丁寧に向き合うことを大切にしています。

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Kei鍼灸整骨院 外観(紀の川市打田)
院外観 — 駐車場あり

ご予約・受付 — LINEまたはお電話で

LINE公式(24時間受付・AI対応)、または電話(080-8307-9660)からご予約ください。希望日時と「首のヘルニア・頚椎症性神経根症の相談」とお伝えいただくとスムーズです。問診票を当日記入いただきますので、来院時間の5分前にお越しください。動きやすい服装でのご来院、または当院でお着替え用のショートパンツ・Tシャツの貸出も可能です。

→ LINE予約の手順を見る

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Kei鍼灸整骨院 受付
受付・問診票記入のスペース

問診(カウンセリング)

腕・手のしびれ・首の痛みの部位/性質/発症時期/誘因/楽になる姿勢/握力の変化など、整形外科での診断内容(神経根レベル・ヘルニアか頚椎症か)、症状・経過・既往歴、服薬状況、生活/仕事の状況などを丁寧にお聞きします。整形外科の診療情報・MRI画像・診断書・お薬手帳をお持ちいただけると、評価がより正確になります

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徒手検査・身体評価

スパーリングテスト・ジャクソンテスト・肩外転による緩和徴候・デルマトーム(神経支配領域)に沿った感覚確認・徒手筋力検査(肘の屈伸力・握力・指の力)・腱反射・頚椎可動域・肩甲骨の動きなどを評価します。レッドフラッグ(脊髄症を含む)に該当する所見があれば、施術より先に医療機関の受診をおすすめします。

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施術プランのご説明と同意

評価結果をもとに、推定される神経根レベル・本日行う施術内容・想定される通院ペース・料金・予想される反応について丁寧にご説明します。ご質問・ご不安な点があればこの段階で必ずお伝えください。納得いただいたうえで施術に入ります。鍼が初めての方には本数を絞り、刺激を控えめに設定します。首は脊髄に近いため、首を急に強く動かす施術は行いません。

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Kei鍼灸整骨院 施術室
半個室の施術スペース

施術 — 鍼灸・手技・物理療法

推定される神経根レベル・状態に合わせて、鍼灸・柔道整復(手技)・ハイボルテージ・超音波を組み合わせます。鍼は使い捨て(ディスポーザブル)・髪の毛より少し太い程度の細さです。施術中はしびれや違和感の変化があればお気軽にお伝えください。痛みが苦手な方には刺激量の調整や刺さない鍼(接触鍼)での対応も可能です。

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アフター説明・セルフケア・次回ご案内

施術後の身体の状態を再確認し、当日〜数日の過ごし方・避けたい動作(首を強く反らす・うつむき姿勢など)・枕や寝方の工夫・次回ご来院の目安をお伝えします。お会計後、ご希望の方はそのまま次回予約も可能です。LINE公式から後日のご予約・キャンセル・症状のご相談もお気軽にどうぞ。

日常生活で気をつけたいこと(首のヘルニア・神経根症のセルフケア)

首が原因の腕・手の症状の緩和と再発予防には、椎間孔と神経根への機械的ストレスを減らす姿勢・動作の工夫が大切です。ここでは日常生活で意識したい一般的なポイントをご紹介します。お一人おひとりに合うセルフケアは状態によって異なりますので、来院時に個別にもご相談ください。

うつむき姿勢・デスク環境の修正(最重要)

  • スマホ・パソコンの見方 — うつむいて画面を見る姿勢は首への負担が大きくなります。スマホは目線の高さに近づけて持ち、パソコンはモニターの上端が目線の高さにくるよう台などで調整しましょう
  • デスクワークの姿勢 — 頭を前に突き出さず、耳・肩・骨盤が一直線になるよう意識。椅子は深く腰かけ、背もたれを使って体幹を支えます。30〜60分に一度は立って首・肩を軽く動かしましょう
  • 首を強く反らす・ねじる動作を避ける — 高い棚の物を取る・上を向いて長時間作業する・洗髪台で首を反らすなど、首を後ろに反らす動作は椎間孔を狭めやすいため、台に乗る・体ごと向きを変えるなどで首だけに負担を集中させない工夫を
  • 重い荷物の持ち方 — 片側の肩にだけ重いバッグをかけ続けると首〜肩への負担が偏ります。リュックや左右で持ち替える工夫を

枕・就寝姿勢の工夫

  • 枕の高さ — 高すぎる枕は首を前に曲げ椎間孔を狭めやすく、低すぎる枕は首を反らせやすくなります。仰向けで首の自然なカーブ(前弯)を保てる高さに調整するのが基本です
  • 横向き寝の場合 — 肩の高さの分だけ枕を高めにして、首と背骨が一直線になるよう調整します。低い枕だと首が下に曲がり、症状が出やすくなることがあります
  • うつ伏せ寝は避ける — うつ伏せ寝は首を長時間どちらかにねじることになり、椎間孔への負担が増え症状が悪化しやすい姿勢です。仰向け・横向きへの変更をおすすめします
  • 腕のしびれで目が覚める方 — 寝ている間に腕を頭の上に上げる・腕を体の下に敷くなどの姿勢が症状に関わることがあります。腕の位置を意識し、楽な姿勢を探してみてください

デスクワーク・スマホ習慣の見直し

  • こまめな休憩 — 長時間同じ姿勢を続けず、30〜60分ごとに立ち上がって首・肩・肩甲骨をゆっくり動かす。痛みのない範囲で行うのが原則です
  • 画面・椅子・机の高さ調整 — モニターの位置・椅子の高さ・肘の角度を見直し、頭を前に突き出さなくても画面が見える環境に整えます
  • 運転時の工夫 — 長距離運転の方は1時間に一度休憩を取り、シートの角度・ヘッドレストの位置を首が自然に支えられるよう調整します

セルフケアの可否は状態によって異なります

画一的なストレッチではなく、お一人おひとりの状態に合わせて

頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症は神経根レベル・症状の強さ・経過によって、適切な運動や避けるべき動作が異なります。動画やSNSで紹介される一般的な首のストレッチをそのまま試すと、症状が悪化することがあります。お一人おひとりの状態を確認したうえで個別にご案内いたします。気になる動作やセルフケアがあれば、来院時にお気軽にご相談ください。

首のヘルニア・神経根症で「やってはいけないこと」

自己判断で行うと、かえって悪化することがあります

  • 首をぐるぐる回す体操・首を強く反らすストレッチ — 首を後ろに反らす・回す動作は椎間孔を狭め、神経根への圧迫が強まる方向の負荷がかかると考えられています。動画で紹介されていても安易に試さない
  • 首を強く引っ張る・ボキボキ鳴らす — 自己流の牽引や首を鳴らす行為は、首がデリケートな部位だけに思わぬ負担をかけることがあります
  • 強く揉む・叩く — 首・肩を強く圧迫すると、一時的に楽に感じても、神経への刺激や炎症が増し症状が悪化することがあります
  • 医療機関で処方されているお薬の自己判断での調整 — 施術後に楽になった場合でも、お薬の調整は必ず処方医にご相談ください
  • 両手のしびれ・歩行のふらつき・巧緻運動障害を我慢する — 頚椎症性脊髄症が疑われる症状です。進行すると回復が難しくなることがあるため、判断を遅らせず整形外科・脳神経外科へ
FAQ

頚椎ヘルニア・神経根症 よくある質問

多くの場合は対応可能ですが、診断内容・現在の治療内容・主治医の指示を必ずご共有ください。両手のしびれ・手指の細かい動作のしにくさ(巧緻運動障害)・足のもつれ・歩行のふらつき・排尿排便障害がある場合は、頚椎症性脊髄症が疑われるため施術を控え、整形外科・脳神経外科での精査を最優先としていただきます。画像所見と症状の強さが必ずしも一致しないことも知られており、施術の可否は初回カウンセリングで個別にご判断いたします。MRI画像や診療情報をお持ちいただけると評価がより正確になります。
頚椎症性神経根症の自然経過は比較的良好であることが報告されています。複数の系統的レビューや疫学調査では、多くの患者で数か月〜数年のうちに症状が軽快し、ある地域住民調査では約75%が5年以内に自然軽快したとする報告があります(Radhakrishnan 1994)。頚椎椎間板ヘルニアの髄核も時間経過とともにCT・MRI上で縮小することが知られています。ただし個人差が大きく、すべての方が自然軽快するわけではありません。脊髄症状(両手のしびれ・歩行障害など)がない場合は、まず数週間〜数か月の保存的なケアで経過を見ることが選択肢のひとつとされています。
手術が必要かどうかは整形外科・脳神経外科の主治医がご判断されます。一般論として、複数の系統的レビュー(Huo 2022ほか)では、進行する筋力低下・頚椎症性脊髄症を除く神経根症のケースでは、まず3か月程度の保存療法を試みることが選択肢として挙げられています。急いで痛みを取りたい場合と長期経過を見る場合で選択肢が変わるため、主治医とよくご相談ください。当院は保存的なケアの選択肢のひとつとして、主治医の方針と併用可能です。
どちらも首が原因で腕・手に放散痛やしびれが出る病態ですが、原因が異なります。頚椎椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核が後方・側方に突出して神経根を圧迫している状態で、比較的若い世代にも起こります。頚椎症性神経根症は、加齢にともなう椎間板の変性・骨棘(骨のとげ)の形成・椎間孔(神経の通り道)の狭まりによって神経根が刺激される状態で、中高年に多くみられます。症状(首〜腕・手のしびれ・放散痛)は似ているため、MRI画像と徒手検査(スパーリングテストなど)を組み合わせて鑑別します。確定診断は整形外科の判断によります。
鍼灸が頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症そのものを「治す」ものではなく、当院は症状緩和の補完的な選択肢としてご案内しています。頚椎症性神経根症に対する鍼治療については、複数の系統的レビュー・メタ解析で疼痛軽減が報告されており(Liang 2023, Yu 2019ほか、PMC掲載)、鍼が局所の血流を改善し神経根周囲のむくみや炎症の軽減を助ける可能性が機序として考えられています。効果には個人差があり、施術を受けたすべての方に同じ反応が出るわけではありません。整形外科での治療を中止する判断はせず、主治医と並行してご相談ください。
一般的には、首の自然なカーブ(前弯)を保てる高さの枕を選び、仰向けでは首が反りすぎたり前に曲がりすぎたりしない高さに調整するとよいとされています。高すぎる枕は首を前に曲げ椎間孔を狭めやすく、低すぎる枕は首を反らせやすいため、症状が出にくい高さを探すことが大切です。横向きの場合は肩の高さの分だけ枕を高めにして、首と背骨が一直線になるよう調整します。うつ伏せ寝は首を長時間ねじることになり症状が悪化しやすいため避けてください。枕の高さは個人差が大きいため、ご自身が楽だと感じる高さを基本に、主治医や当院でもご相談いただけます。
頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の方は、一般的に首を後ろに強く反らす動作・症状のある側へ首を倒す/ねじる動作で椎間孔が狭まり、神経根への圧迫が強まると考えられています。首をぐるぐる回す体操・首を強く引っ張るストレッチ・うつ伏せでのスマホ操作なども症状が悪化することがあります。動画やSNSで紹介される首のストレッチをそのまま試すと悪化する場合があるため注意が必要です。ご自身に合ったセルフケアは、主治医の指示と当院の評価をもとに個別にご案内いたします。
症状の強さ・経過年数・お身体の状態によって大きく異なるため、回数の断定はいたしかねます。急性期の強い症状の方は週1〜2回のペースで数回通われる方が多く、症状が長期化している方では月2〜4回で経過を見ながらペース調整するケースもあります。初回カウンセリングで現状をお聞きし、無理のない通院ペースを一緒に考えていきます。効果には個人差があり、改善が見込めないと判断した場合や症状が悪化した場合は、整形外科への受診をおすすめいたします。
症状の状態・施術内容によって異なるため、ご来院前の一律料金のご案内はいたしておりません。個別ケースで前後しますが、初回ご来院時のお会計目安として4,000円〜6,000円程度をお持ちいただくと安心です。お悩みを丁寧にお伺いした上で施術プランと共にご案内します。当院は、いわゆる「ワンコイン整体」「短時間流れ作業型」ではございません。国家資格保有者(鍼灸師・柔道整復師)による丁寧な問診・1人ひとりに合わせたオーダーメイド施術を、ご納得いただける時間をかけてご提供しております。そのため、安さや短時間での施術を最優先される方は、当院ではなく他院をお薦めいたします。
頚椎症性脊髄症(Cervical Spondylotic Myelopathy)は、頚椎の脊柱管内を通る脊髄そのものが圧迫されることで起こる、より注意を要する病態です。神経根症が片側の腕・手の症状(放散痛・しびれ)が中心であるのに対し、脊髄症では(1)両手のしびれ、(2)ボタンがけ・箸の使用・字を書くなどの手指の細かい動作のしにくさ(巧緻運動障害)、(3)足のもつれ・階段でのふらつきなどの歩行障害、(4)進行すると排尿排便障害が出ることがあります。脊髄症が疑われる場合は、自然軽快を期待しにくく早期の医療機関での評価・手術検討が必要となるため、当院ではなく整形外科・脳神経外科を最優先で受診してください。これらの症状がない神経根症の方の保存的なケアの選択肢として、当院はご利用いただけます。
Director

院長紹介

紀の川市の鍼灸・整骨院 Kei鍼灸整骨院 院長 瀬田圭佑(頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症対応)

紀の川市の鍼灸・整骨院|院長

瀬田 圭佑

はり師・きゅう師・柔道整復師(3つの国家資格)

紀の川市生まれ。関西医療大学 鍼灸学部・関西医療学園専門学校 柔道整復師学科を卒業後、整形外科クリニックのリハビリ科(大阪府堺市)、鍼灸整骨院(和歌山県かつらぎ町)での臨床経験を経て、2019年8月、紀の川市打田に Kei鍼灸整骨院を開院。頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症・首〜腕のしびれ・肩こりなど、整形外科診断後の保存的なケアの選択肢として、エビデンスに基づく鍼灸・柔道整復施術で対応しています。「首のヘルニアと診断されたが手術はまだ避けたい」「主治医と並行して保存的なケアを試したい」というお悩みに、首・肩甲骨周囲の深層筋と神経走行へのアプローチを丁寧にご案内します。

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柔道整復師
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はり師
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